皆さま、こんにちは。
いまさらながらですが…Freiheit Chor 第3回定期演奏会のレポートです!
改めて、ご来場いただき、誠にありがとうございました!!
(ブログをかなり寝かせてしまい、今更の更新、大変申し訳ございません…)
未だに終わりが見えないコロナ禍でこうして皆さまの前で歌えたこと、
たくさんの方に支えていただき、合唱団一同、心より御礼申し上げます。
今回のブログは大変僭越ながら、ソプラノパートのユキが担当させていただきます!
さて、このブログをご覧になっている方はご存知かと思いますが、
「フライハイト・コーア」は毎年、佐渡裕さんの指揮で行われる「サントリー1万人の第九」がきっかけに結成された合唱団です。
記念すべき第一回公演では、2020年2月16日。
まさに世の中がパンデミックで自由に歌えなくなる直前にヘンデルのマスターピース「メサイア」をお届けしました。
当時、私はまだ観客席で聴いている側でした。
第一回、そして今回も演奏会の舞台としてお借りした府中の森芸術劇場ウィーンホールは最高の響きで、
「あーいつかこんなところで私も歌ってみたいな」とぼんやり思っていたところ…
ウィーンホールで歌えるどころか、そもそも歌えない世の中になってしまい…
合唱団も実質”活動休止”を余儀なくされ…
それでも、”ステイホーム期間”が解除されてから、
立ち位置の距離を取ったり、マスクをしたりと、合唱のガイドラインを守りながら徐々に活動を再開し、2021年11月には第二回演奏会を小規模ながらも開催することができました。
そして、2022年11月19日に、
2年9ヶ月ぶりに同じ府中の森芸術劇場ウィーンホールで第三回演奏会を開催することができました。
(お待たせしました!ここからが本編です!)
さて、ここからは第三回演奏会で演奏をした楽曲を、私の勝手な解釈や感想を入れながらご紹介させてください!
【第一部】
◆ロマンチストの豚
作詞はやなせたかしさん、作曲は木下牧子さん。
とても軽やかでかわいい曲なんです。
が、演奏会の一発目からアカペラという緊張感のある一曲でした…笑
そしてこの「ロマンチストの豚」さん…
いろいろと想像させられるんですよね…
「こころはやさしくおしりはまるく」「いつもはなをならしていた」って可愛らしい豚さんなのかなと思いつつ…
空へ飛んでいったあとに「それっきりなんのたよりもない」とは…
なんて、結構意味深なおもしろい曲でした♪
◆夢みたものは
こちらも木下牧子さんの作曲。
とても美しい曲で、第二回演奏会でも歌ったアカペラ曲。
作詞は立原道造さん。若くしてお亡くなりになった方だそうです…
だからこそ、この曲の歌詞の何気ない日常の風景が心に刺さる。
作詞家の背景を知ってから、なんとなく鎮魂歌的なテンションで歌ってしまいがちで、カンタ先生からは「もっと明るく!」と注意されたことも…笑
でも、ハーモニーがバチっと合った時の曲の美しさがとても好きな一曲です。
◆混声合唱のための組曲「旅」
佐藤眞さんの作曲による混声合唱のための組曲<旅>。
全7曲のうち、「旅立つ日」「旅のよろこび」「なぎさ歩めば」「かごにのって」と「行こうふたたび」の5曲をマスミちゃんの素晴らしいピアノの演奏と一緒に歌いました。
正直…帰国子女の私にとって歌詞がとてもムズカシイ曲たちでしたが、
先輩方にいろいろと解説をいただき、旅をしている気分で歌うことができたような気がします。
最後の一曲のコーラスの一体感はまさに合唱の楽しさを体感できる瞬間でした!
以上が第一部…
アカペラから始まり、ピアノ伴奏による合唱。
ちょっと中学校の合唱コンクールを思い出しながら楽しく歌えましたね!
【第二部】
◆バッハ<オルガン協奏曲 イ短調 BWV593>
なんと!第二部はパイプオルガンの独奏から。
団員はリハーサルで拝聴することができとても贅沢な時間だなと皆で浸っておりました。
安杏菜さんの素晴らしい演奏、ありがとうございました!
◆ヴィヴァルディ<グローリア>
さて、この第3回演奏会の一番のメイン「グローリア」。
府中の森芸術劇場のホールで生オケという素晴らしい環境で歌える幸せ。
ヴィヴァルディの音楽と言えば「四季」が有名だと思いますが、
この宗教曲も軽快で楽しく聴いていても歌っていても気持ちのいい曲です!
特に私はイントロのトランペットの音が好きなんです!気合が入ります!
ソロはソプラノを清水梢さん、アルトを高橋ちはるさんに歌って頂きました。
お二人の二重唱も、それぞれのソロも美しく、つい自分が舞台にいることを忘れてしまいそうな…笑
梢さん、ちはるさん、ありがとうございました!!
◆【アンコール】バッハ<カンタータ第147番>
アンコールは誰もがおそらく一度は耳にしたことのあるバッハのカンタータ。
「主よ、人の望みの喜びよ」と言えばもう少しピンと来るのかな?
ドイツ語の歌詞だったので、団員の皆さんは必死に覚えるの頑張りましたね!笑
菅井”カンタ”先生の合唱団だからこそ、この曲をアンコールを歌うのはなんだか胸アツでした。
以上をもちまして、第3回定期演奏会のご紹介を終えたいと思います。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
そして何より、定期演奏会にご来場頂いたお客様、
ソリスト&オケの皆様、
府中の森芸術劇場の関係者の皆様、
合唱団を支えてくださったスポンサーの皆様、
練習からいつもピアノで合唱を支えてくださっているますみちゃん、
そしてそして、みんなが大好きな菅井カンタ先生!!!
いろんな形でフライハイト・コーアを支えてくださってありがとうございます!
まだ出口が見えないコロナ禍にも関わらず、
多くの方にサポートいただき素晴らしい環境で歌えたこと、
改めて心の底から御礼申し上げます。
次回はなんと「モツレク」だとか…
なかなかな大曲…
精進して参ります。
今後ともフライハイト・コーアをどうぞよろしくお願いいたします!