第2回定期演奏会開催!

2021年11月23日(火)、フライハイト・コーアにとって2回目となる演奏会を大倉山記念館ホールにて開催いたしました!

限られた方のみをお招きした小さな演奏会でしたが、お越しいただいた方々には夜風が寒い中をご来場いただきありがとうございました。
今回のブログでは、当日の集合から本番終了までの模様を演奏会委員会責任者の廣田がご紹介します。
でも、その前に、本番当日を迎えるまでの経緯を少々・・・

2020年2月16日に第1回記念公演を大成功のうちに終えてから1年と9か月、当初予定していた2月の開催が5月に延び、そして11月になってようやく開催にこぎつけることができたのが今回の演奏会です。

新型コロナウイルス感染症の流行という世界的な脅威のため、幾度も練習が中止になりその度に演奏会開催が遠のいてしまうそんな日々が続いていました。
やっと練習が再開できても各パート数人ずつという状況で、本当に演奏会として成り立つのか頭をかすめることもありました。

しかしその後、幸いにも国内の感染状況が改善したことに伴い、団員も少しずつ戻り始めたことなどを踏まえ、演奏会開催が正式に決まったのです。

これまでの練習の成果を実らせるため、1回1回の練習に今まで以上に熱が入っていきました。

そして、本番当日を迎えたのです・・・

 

さて、本番当日は午後2時に大倉山記念館に集合し、そこから2時間の最終リハーサル。途中、第1曲目のアカペラ「夢みたものは」の練習が終わったタイミングで、外からパチパチと拍手が。「えっ!?」と団員たちが窓の方を見ると、2人の小さな子供たちが拍手をして、傍にいるお母さんが手を振っています!
3人の笑顔につられるように団員たちにも笑顔が広がっていきました。

 

その後、本番会場であるホールにてサウンドチェック。
ピアノの位置を決め、最後の調整です。

開場時間のギリギリまでサウンドチェックが続きました...

 

そして、19時。
いよいよ第2回定期演奏会の開演です。
壇上からは、団の関係者やお知り合いなど面識のある方々の顔がちらほらと見えます。

第1部は「夢みたものは」、「ふるさとの四季」の2曲。
フライハイト・コーアにとって初のアカペラ曲である「夢みたものは」に続き、「ふるさとの四季」は特に伴奏が美しい曲で、お客様に日本の美しい四季の情景を思い浮かべてもらえるよう4声のハーモニーが奏でられました。
休憩を挟んで始まった第2部は、シューベルトの「ドイツミサ」、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、そして「花は咲く」の3曲でした。
1曲目の「ドイツミサ」は、声を出して練習することが難しかった時期に、歌詞の意味や発音の理解を深めるため、Zoomを用いた練習や先生特製のテキストを使った講座を通じて練習に時間をかけてきた曲です。
そして、最後を飾るのは、足を運んでくださったお客様に感謝の気持ちを込めて贈る「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、「花は咲く」の演奏です。
特に「花は咲く」は、今年が東日本大震災から10年目という節目にあたるため、演目に加えた曲です。
未だ続くコロナ禍の中で、未来への希望が込められた歌詞を歌いあげました。

 

 

第1回記念公演と比べると遥かに規模の小さい演奏会でしたが、その分、お客様一人一人との距離が近く、アットホームな雰囲気での演奏会となりました。
「この場所で演奏会をすることができて本当に良かったなぁ」
お客様からの温かい拍手を受けている間、私は次第に心が温かく満たされていくのを感じました。

演奏を終えホールを後にした私たちは、ホール入口を囲むようにして並び退場するお客様に向けて手を振り、拍手でお見送りをしました。
お客様もそれに応えて笑顔で手を振ってくださり、第2回定期演奏会は無事に幕を下ろしました。
               団員達もこの笑顔です!       

最後に、私がサプライズで持参した特製横断幕を持って記念撮影。(横断幕、ちゃんと保管しておいて良かった!)
みんな良い笑顔で写っています!

紆余曲折を経てやっと開催できた今回の演奏会は、紛れもなくこれからのフライハイト・コーアにとって大きな財産となることでしょう。

私たちは、自由にそして楽しくこれからも歌っていきます!
終わりに、今回の演奏会にご来場いただいた方々に改めてお礼を申し上げると共に、次回第3回定期演奏会で再び皆様にお目にかかれることを、団員一同心より願っております!